かつては世界の工場と呼ばれた中国ですが、昨今では様々な分野で”脱中国”が唱えられていますね。
私たちの生活の実態は未だに中国産のものであふれていますが
実は少しずつですが東南アジアや国内生産へ移行している製品は存在します。
そんな中で、なぜ美容機器に限って今からでも中国製のものをお客様へオススメしているのでしょう?

理由は大きく分けて3つあります。
東南アジアでの製造拠点を想定して考えてみます。

  • 既に設計されている製品のデザイン、機能がこなれていない。
  • 部品などのインフラがなく逆に割高に。
  • 外資資本が入った工場でないと、日本で販売できるレベルの品質に届かない。

既に設計されている製品のデザイン、機能がこなれていない。
中国は国内にも膨大な消費力を抱える国家です。
世界の工場として成長しつつ、よりよいものを求める競争により製造できるもののレベルが各段に上がっています。
東南アジアにも良いメーカーは出てきていますが、選択肢の多さはやはり中国が圧倒的です。

部品などのインフラがなく逆に割高に。
恐らくこの点が日本国内のお客様にとっては一番大きな点ですね。
設備産業と呼ばれる、設備があればすぐに大量生産が可能な製品は東南アジアでの製造に適していますが
一方家電のように細かく様々な部品と技術が必要な製品では、人件費が安くなる分以上のコストアップになってしまうことが多々あります。

外資資本が入った工場でないと、日本で販売できるレベルの品質に届かない。
日本国内の品質基準を満たした製品を製造するにあたり
どうしても手作業が多く含まれ、色々なものを作る必要がある美容機器の製造においては東南アジアでは不安が残ります。
中国も100%ではありませんが、きちんとメーカー選定を行えばまだコントロールできる範囲です。

以上、どちらかというと中国から出れない理由にも見えますが
弊社でも当然常にチャイナリスクは考慮して仕事に臨んでいます。
高機能半導体などでない限りすぐには問題が起きる事がない、、とは思いますが
よりよい製品をお客様に届ける一方で、OEMのプロとして常に今後の動向にはアンテナを張っていきます。

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